掲載論文はリンク先(国立情報学研究所が行っているサービスCiNii Articles)からご覧ください。
第1号(1961年11月) | |
賦における三字句の意義 | 藤原尚 |
『異苑』の通行本 | 森野繁夫 |
子夜歌と読曲歌―読曲歌の成立とその変遷― | 藤井守 |
名詩の鑑賞 | 岡村貞雄 |
沈休文集考証(一) | 小尾郊一 |
第2号(1962年11月) | |
「雑詩」という意味 | 長谷川滋成 |
李義山の詩と西崑体 | 藪木茂 |
続世説新語札記(文学篇一) | 中世文学研究会 |
久保天随博士小伝 | 黄得時 |
名文の鑑賞―漢文教材の価値について― | 岡村貞雄 |
第3号(1963年12月) | |
「馨」字について―世説新語ノートより― | 小尾郊一 |
漢魏の詩歌に示された非情な文学感情 | 鈴木修次 |
「世説新語校異」の価値 | 森野繁夫 |
敦煌写本「新集厳父教」校釈 | 陳祚竜 |
(書評)小尾郊一著『中国文学に現れた自然と自然観』 | 岡村貞雄 |
(書評)内田泉之助・網祐次著『文選(詩篇)』上 | 藤井守 |
第4号(1965年3月) | |
謝霊運の「初めて郡を去る」詩 | 小尾郊一 |
鮑照の楽府(一) | 藤井守 |
文鏡秘府論の句端の説 | 三迫初男 |
明末の尺牘集(一)―周亮工の選集を中心として― | 横田輝俊 |
第5号(1966年6月) | |
建安文壇への視角 | 岡村繁 |
阮籍の「?猴の賦」について | 中島千秋 |
昭明太子の文学意識 | 船津富彦 |
簡文帝の文章観―「湘東王に与うる書」を中心として― | 森野繁夫 |
第6号(1967年6月) | |
「初去郡」について―小尾教授へ― | 小川環樹 |
楽府挽歌考 | 岡村貞雄 |
懊儂歌の成立について | 藤井守 |
梁の文学の遊戯性 | 森野繁夫 |
「東都の賦」訳注 | 斯波六郎(遺稿) |
第7号(1968年8月) | |
「三都賦」の表現の特長について | 藤原尚 |
蕭綱の「与湘東王書」をめぐって―森野氏論文「簡文帝の文章観」批判― | 林田慎之助 |
王粲の「七哀詩」の位置 | 安東諒 |
宋炳「画山水序」の特質 | 畑野武司 |
江淹の賦 | 豊福健二 |
東坡の初期の送別詞 | 西紀昭 |
陶淵明の農耕詩における展開 | 中谷正司 |
第8号(1971年9月) | |
曹植の楽府―その抒情的特性について― | 岡村貞雄 |
『世説新語』における評語―「詣」字を中心として― | 森野繁夫 |
全祖望の創作精神 | 楊啓樵 |
華文の構成 | 佐藤清太 |
「宣徳皇后令」会読記録(一) | 斉梁文学研究会 |
第9号(1973年7月) | |
斉梁の文学と自然 | 小尾郊一 |
斉梁以前の文学の集団化―魏晋の文学集団― | 森野繁夫 |
諷諭の文章を書かせる―漢文の授業から― | 山本昭 |
「宣徳皇后令」会読記録(二) | 斉梁文学研究会 |
第10号(1974年7月) | |
此の中にこそ「真」の意あり―陶淵明― | 小尾郊一 |
詔令の文学性(一)―傅亮の場合― | 西紀昭 |
文選李善注所引「六言」「七言」攷 | 豊福健二 |
読謝霊運詩(一) | 小松英生 |
老人星見はる | 岡村貞雄 |
杜甫の秦州・同谷における流寓 | 西本巌 |
第11号(1976年9月) | |
中国文学に現れた自然と人生 | 小尾郊一 |
左思三都賦諸家注考証 | 狩野充徳 |
文学評語「遒」字の意味 | 久保卓哉 |
六朝「小説」考―殷芸「小説」を中心として― | 富永一登 |
孟浩然事跡考―上京応試をめぐって― | 谷口明夫 |
第12号(1977年9月) | |
京都賦の対話部分について | チャールス・バーノン |
王維伝研究―正史撰者の記述姿勢について― | 谷口明夫 |
文選雑識―潘岳「夏侯常侍誄」― | 森野繁夫 |
六朝文人伝―謝?(『南斉書』)― | 小松英生 |
(書評)目加田誠『世説新語』(明治書院) | 中国中世文学研究会 |
第13号(1978年9月) | |
「人虎伝」の系譜―六朝化虎譚から唐代伝奇小説へ― | 富永一登 |
文選雑識―潘岳「馬?督誄」― | 森野繁夫 |
六朝文人伝―陸機・陸雲(『晋書』)― | 長谷川滋成 |
(書評)中島千秋『文選(賦篇)上』 | 小松英生 |
第14号(1979年9月) | |
六朝文体論―誄について― | 福井佳夫 |
文選雑識―趙至「与?茂斉書」― | 森野繁夫 |
六朝文人伝―王融(『南斉書』)― | 藤井守 |
第15号(1981年12月) | |
謝霊運の詩表現の一特色―『楚辞』との関連を中心に― | 鈴木敏雄 |
劉?年譜稿 | 坂元悦夫 |
六朝門閥陳郡陽夏謝氏の系譜とその周辺 | 小松英生 |
『文選鈔』引書引得 | 長谷川滋成 |
第16号(1983年12月) | |
岑参の詩について―動詞の用法― | 新免恵子 |
六朝文人伝―潘岳(『晋書』)― | 坂元悦夫 |
六朝文人伝―郭璞(『晋書』)― | 長谷川滋成 |
現代中国語における反復疑問表現について | 佐藤利行 |
第17号(1984年12月) | |
二陸の文章製作について―陸雲「与兄平原書」を中心に― | 佐藤利行 |
五臣注文選について | 森野繁夫 |
六朝文人伝―王儉(『南斉書』)― | 藤井守 |
第18号(1986年2月) | |
鮑照の「擬阮公夜中不能寢」詩について | 鈴木敏雄 |
岑参の比喩表現―擬人法を中心として― | 新免恵子 |
六朝文人伝―沈約(『梁書』)― | 森野繁夫 |
第19号(1989年8月) | |
六朝語辞雑記(二) | 森野繁夫 |
謝?詩注―宣城太守の時期(一)― | 中国中世文学研究会 |
「行行重行行」評釈 | 斯波六郎(遺稿) |
第20号小尾郊一博士喜寿記念論集(1991年2月) | |
曹丕の「与呉質書」について―六朝文学との関連― | 福井佳夫 |
『晋書』王戎伝訳注 | 小松英夫 |
二陸と張華 | 佐藤利行 |
摯虞の「思游賦」について | 富永一登 |
孫綽小伝 | 長谷川滋成 |
謝霊運詩注 | 森野繁夫 |
『文心雕龍』物色篇 | 安東諒 |
梁の武帝の仏教への傾斜とその賦 | 藤原尚 |
六朝「高尚」攷 | 久保卓哉 |
韋応物「擬古詩十二首」考 | 鈴木敏雄 |
柳賦について―読柳文札記― | 山本昭 |
題跋の成立 | 豊福健二 |
日中対照研究―主語の省略について(二)資料篇― | 小川泰生 |
*小尾郊一先生に学びて | |
私のとっての小尾先生 | 谷本勝信 |
小尾先生に学びて | 藪木茂 |
「人生は人の情で成りたちます」 | 長谷川滋成 |
小尾先生に学びて | 中谷正司 |
小尾先生の思い出 | 坂本悦夫 |
小尾先生に学びて | 新免惠子 |
第21号(1991年2月) | |
謝?詩注―宣城太守の時期(二)― | 中国中世文学研究会 |
劉白唱和詩復原の問題点 | 橘英範 |
陸善経『文選注』について | 森野繁夫 |
六朝文人伝「張華」(『晋書』張華伝) | 佐藤利行 |
第22号(1992年4月) | |
古典注釈の態度 | 小尾郊一 |
潘岳と潘尼 | 佐藤利行 |
謝道?の「擬?中散詠松詩」について | 鈴木敏雄 |
謝?研究―宣城郡における謝?― | 森野繁夫 |
中唐唱和詩研究の問題点 | 橘英範 |
第23号(1992年10月) | |
湛方生の詩 | 長谷川滋成 |
唐代小説「韋安道」について | 大角哲也 |
陸游詩における「愁破」 | 小田美和子 |
森野繁夫訳注『謝宣城詩集』について | 小松英生 |
六朝文人伝―范雲―(『梁書』) | 橘英範 |
第24号(1993年5月) | |
王粲の「七哀詩」と建安詩 | 道家春代 |
南宋・洪?「擬古十三首」の擬作効果について | 鈴木敏雄 |
唐代女侠小説「賈人妻」「崔愼思」について | 大角哲也 |
李朝刊『五臣注文選』について | 金学思著・豊福健二訳 |
第25号(1994年1月) | |
謝霊運と自然 | 森野繁夫 |
謝?詩における謝霊運の投影 | 小松英生 |
『文選』李善注に見られる修辞用語について | 富永一登 |
『陸宣公集』とその注解(上) | 豊福健二 |
第26号(1994年4月) | |
古代漢語特殊語法研究(その二)―『使動用法』について― | 山根真太郎 |
曹植詩賦の語彙・表現について―『詩経』との比較を中心として― | 張健 |
韓孟の「城南聯句」―その競作意識と詩才錬磨― | 畑村学 |
聖姑姑から九天玄女へ―『三遂平妖伝』の改作をめぐって― | 新枝奈苗 |
第27号(1994年10月) | |
阮籍「詠懐詩」の自然表現 | 鷹橋明久 |
六朝志怪に見られる「不異世間訪問譚」―新共同体「村」との関係― | 高西成介 |
『陸宣公集』とその注解(中) | 豊福健二 |
『南史』謝氏列伝(1)―謝晦― | 谷本圭司 |
第28号(1995年9月) | |
陶淵明「読山海経」詩について | 武井満幹 |
鮑照楽府詩の特質 | 佐藤大志 |
「楊柳枝詞」について | 橘英範 |
『陸宣公集』とその注解(下) | 豊福健二 |
拍案驚奇新探 | 蔡海雲 |
郁達夫における社会と芸術―滞日期、帰国前後の文藝観に見られる〈反抗〉の考察を中心として― | 桑島道夫 |
第29号(1996年1月) | |
「詠懐詩」における神仙 | 鷹橋明久 |
貞元末流謫期における韓愈の文学活動 | 畑村学 |
「多少」について | 佐藤利行 |
『南史』謝氏列伝(2)―謝裕― | 谷本圭司 |
第30号(1996年7月) | |
陸機の楽府について | 阿部正和 |
陶淵明の隠遁生活―農耕と貧窮を軸にして見た二つの時期― | 武井満幹 |
鮑照の文学とその制作の場 | 佐藤大志 |
六朝志怪小説に見られる死後の世界 | 高西成介 |
第31号(1997年1月) | |
「養生」について | 小尾郊一 |
陶淵明の帰隠後の交友―その創作活動との関係― | 武井満幹 |
劉白の聯句について | 橘英範 |
唐代の豪侠小説 | 川口秀樹 |
第32号(1997年7月) | |
梁陳の文学集団と楽府題 | 佐藤大志 |
白居易「新楽府五十首」における楊貴妃像 | 静永健 |
潘仁『唐丞相陸宣公奏議纂注』刊行考 | 谷口明夫 |
『晋書』阮籍伝訳注 | 鷹橋明久 |
第33号(1998年1月) | |
元和後期における韓愈の詩作 | 畑村学 |
阮籍の「詠懐詩」(一) | 鷹橋明久 |
?信の楽府 | 森野繁夫 |
六朝文人伝―『晋書』(巻八十二)陳寿伝― | 佐藤利行 |
六朝文人伝―『晋書』(巻八十二)干宝伝― | 高西成介 |
第34号(1998年7月) | |
謝霊運の賦(一) | 森野繁夫 |
六朝「再生説話」の研究 | 先坊幸子 |
阮籍の「詠懐詩」(二) | 鷹橋明久 |
六朝文人伝―左思(『晋書』)― | 佐藤利行 |
六朝文人伝―呉均(『梁書』『南史』)― | 笹岡恵美子・野口瑞恵 |
第35号(1999年1月) | |
六朝「異界説話」と「桃花源」 | 先坊幸子 |
謝霊運の賦(二) | 森野繁夫 |
阮籍の「詠懐詩」(三) | 鷹橋明久 |
「謝?墓誌」について | 佐藤利行・先坊幸子 |
六朝文人伝―何遜(『梁書』『南史』)― | 橋田佳純・佐伯雅宣 |
唐詩中の「好+動詞」について | 小川恒男 |
第36号(1999年7月) | |
偶作詩の成立と白居易―「偶作」「偶成」「偶題」― | 澤崎久和 |
六朝の「異界説話」 | 先坊幸子 |
謝霊運の賦(三) | 森野繁夫 |
新出『文選』集注本残巻校記 | 富永一登・衣川賢次 |
第37号(2000年1月) | |
賦をめぐる漢代の文学論 | 古川末喜 |
陶淵明の隠棲 | 森野繁夫 |
六朝文人伝―江淹(『梁書』)― | 森野繁夫・先坊幸子 |
六朝文人伝―劉孝綽(『梁書』)― | 佐伯雅宣 |
六朝文人伝―?肩吾(『梁書』)― | 佐藤利行・森野知子 |
第38号(2000年7月) | |
唐代小説に見られる別世界―別世界の混在化― | 盧秀滿 |
阮籍の詠懐詩(四) | 鷹橋明久 |
六朝文人伝―任昉(『梁書』)― | 森野繁夫・先坊幸子 |
六朝文人伝―柳惲(『梁書』)― | 佐藤利行・笹岡恵美子 |
来日以前の黄遵憲について | 小川恒男 |
第39号(2001年1月) | |
劉孝綽と梁代文学集団―湘東王集団との関係を中心に― | 佐伯雅宣 |
日本禅林における杜詩受容―禅林初期における杜詩評価― | 太田亨 |
阮籍の詠懐詩(五) | 鷹橋明久 |
六朝人の作品に見える二三の語に就いて | 斯波六郎(遺稿) |
得意忘言与義疏之学――魏晋至唐代的古典解釈 | 張伯偉 |
第40号(2001年11月) | |
陸機の兄弟について | 佐藤利行 |
六朝「廟神説話」 | 先坊幸子 |
唐代小説と「漢武帝内伝」―上元夫人を手がかりにして― | 屋敷信晴 |
謡曲『邯鄲』の成立とその背景 | 三多田文恵 |
黄遵憲「香港感懐」詩について | 小川恒男 |
第41号(2002年3月) | |
謝?「奉和随王殿下」をめぐって | 森野繁夫 |
初期禅林における外集受容初探―杜詩受容を中心として― | 太田亨 |
謡曲『張良』の成立とその背景 | 三多田文恵 |
六朝文人伝―沈約(『梁書』)― | 森野繁夫 |
第42号(2002年8月) | |
王羲之の思想 | 森野繁夫 |
唐代狐妖譚と道教 | 屋敷信晴 |
中国的漢字与書法文化 | 解小青 |
《漢鼓吹鐃歌》十八曲研究 | 趙敏俐 |
第43号(2003年3月) | |
「古詩」源流初探―第一古詩群の成立― | 柳川順子 |
王羲之と「屍喪不反」 | 森野繁夫 |
白居易の「月」の詩 | 中木愛 |
謡曲『皇帝』の成立とその背景 | 三多田文恵 |
劉孝綽の樂府詩 | 佐藤利行・佐伯雅宣 |
第44号(2003年7月) | |
東晋末における謝霊運 | 森野繁夫 |
液体の月光―中国古典詩における月光表現管見― | 橘英範 |
韓愈の史才と『順宗実録』 | 畑村学 |
盧見曾の文学活動 | 市瀬信子 |
家族の物語―黄遵憲の家族を描いた詩― | 小川恒男 |
第45・46合併号小尾郊一博士追悼特集(2004年10月) | |
「天問」の視点 | 藤原尚 |
「古詩」誕生の場 | 柳川順子 |
阮籍と山濤 | 鷹橋明久 |
西晋謝尚伝―『晋書』謝尚伝訳注 | 小松英生 |
謝霊運の山水描写と「自然の理」 | 森野繁夫 |
斉梁の唱和集 | 橘英範 |
梁代の「行旅詩」―風景描寫を中心に― | 佐伯雅宣 |
『文心雕龍』雑説(序志) | 安東諒 |
?信の「燈賦」について―遊戯文学論(十)― | 福井佳夫 |
陳後主の鉤韻と沈約の賦韻及び陳後主の逸詩「宣猷堂宴集五言」 | 久保卓哉 |
『文選』李善注引陸機潘岳の詩文―李善注から見た文学言語の継承と創作― | 富永一登 |
展転の系譜 | 佐藤大志 |
杜甫「九日藍田崔氏莊」について | 薄井信治 |
柳宋元「吏商」を読む | 山本昭 |
韓門形成期における韓愈の文学活動について | 渡辺志津夫 |
唐詩における「枕」の語の使用―白詩における「枕」表現の特徴を探る手がかりとして― | 中木愛 |
唐代小説に見られる致富譚について | 高西成介 |
欧陽修・司馬光・劉?の詩話書 | 豊福健二 |
覆宋刻『東坡先生和陶淵明詩』について | 末葭敏久 |
「三国志物語」における赤壁の戦いと甘露寺説話 | 角谷聰 |
潘金蓮論―歪みゆく性に見る内なる叫び― | 川島優子 |
王夫之の「感遇」詩および「擬阮歩兵詠懐」詩について | 鈴木敏雄 |
『還魂記』との比較より見た『紅楼夢』の梅花の役割 | 森中美樹 |
康熙朝『御選唐詩』と翰林院の詩人達 | 市瀬信子 |
黄遵憲「遊豊湖」について | 小川恒男 |
日本禅林における杜詩受容について―中期禅林における杜甫画図賛詩に着目して― | 太田亨 |
狩野山雪の用いた「長恨歌」のテキストについて | 神鷹徳治 |
斯波六郎『陶淵明詩訳注』の訓読小考 | 長谷川滋成 |
太宰春臺『倭讀要領』の「發音法」と『文選音決』の音注 | 狩野充德 |
故宮十二仕女軽考胸 | 楊啓樵 |
*小尾郊一先生のおもいで | |
おもいで | 小尾多知代 |
小尾先生の想い出 | 安東諒 |
漱石の詩幅―小尾先生の思い出に代えて | 豊幅健二 |
此中有真意 | 久保卓哉 |
小尾郊一先生?三事―往事観潟 | 楊啓樵 |
小尾郊一先生の想い出 | 狩野充德 |
第47号(2005年3月) | |
あそびとしての押韻技法―遊戯文学論(十三)― | 福井佳夫 |
中日動物報恩譚考 | 趙建紅 |
潘金蓮論―散曲に綴られる想い― | 川島優子 |
『紅楼夢』における情愛描写と桃花 | 森中美樹 |
謡曲「唐事」における異界 | 三多田文恵 |
賴山陽の『唐絶新選』 | 賴多万 |
第48号(2005年8月) | |
梁末における?信 | 森野繁夫 |
『三国志演義』における英雄描写―『太平広記』驍勇部との比較を通して― | 角谷聰 |
玉船山「和白沙」詩考 | 鈴木敏雄 |
日本禅林における杜詩解釈―「賛上人に別る」詩について― | 太田亨 |
題詠について(遺稿) | 斯波六郎 |
第49号(2006年3月) | |
杜甫の詩における「生理」 | 市原里美 |
韓愈の初期文章作品に見られる典故表現―『荘子』との関連を中心に― | 渡辺志津夫 |
『太平広記』明野竹斎鈔本について―巻三「漢武帝」を中心に― | 屋敷信晴 |
袁枚と杭州詩会 | 市瀬信子 |
黄遵憲「人境廬雑詩」について(下) | 小川恒男 |
第50号(2006年10月) | |
西魏における?信―「三年囚於別館」の時期― | 森野繁夫 |
青少年期の阮籍 | 鷹橋明久 |
樂府「釣竿」考 | 佐伯雅宣 |
韓門文人の史家的性格について―李?を中心に― | 畑村学 |
賴山陽の「母を詠ふ詩」(上) | 賴多万 |
第51号(2007年3月) | |
「陸機の「臨川」について | 阿部正和 |
韋応物の自然詩について―「賞」字の使われ方― | 山田和大 |
元白の音楽描写とその相関関係―中唐における音楽描写の盛り上がり― | 中木愛 |
『紅楼夢』「風月宝鑑」考―明清小説・戯曲に描かれた鏡中世界との比較から― | 森中美樹 |
『蒙求和歌』における漢故事の受容―四季の部を中心に― | 章剣 |
菅茶山と賴山陽―茶山の不興― | 西原千代 |
『東瀛詩選』に見られる兪?の修改―菅茶山の『黄葉夕陽村舎詩』との比較を通して― | 郭穎 |
第52号(2007年9月) | |
徐陵と?信 | 森野繁夫 |
六朝詩に見える「楼蘭」―楽府「白馬篇」を中心に― | 小川恒男 |
『蒙求和歌』における漢故事の受容―恋部を中心に― | 章剣 |
『東瀛詩選』に見られる兪?の修改―高野蘭亭の『蘭亭先生詩集』との比較を通して― | 郭穎 |
第53号(2008年3月) | |
六朝文人傳―『周書』王襃傳― | 森野繁夫 |
西晋の詩における自然の音について | 阿部正和 |
瀟統「文選序」の文章について | 福井佳夫 |
『東瀛詩選』における兪?の修改―大窪詩仏・大沼枕山の所収詩について― | 郭穎 |
第54号(2008年9月) | |
『宋書』顔延之傅について | 森野繁夫 |
『楚辞』における自然の音について | 阿部正和 |
唐代文学における醜女―唐詩に描かれなかった女性像― | 橘英範 |
新出土韋応物墓誌 | 山田和大 |
姚合の詩における閑適の要素―白居易との関連をめぐって― | 中木愛 |
王船山「倣昭代諸家體(三十八首)」所収の「劉護軍墓(秋興)」詩について | 鈴木敏雄 |
菅茶山の政治批判詩について | 西原千代 |
第55号(2009年3月) | |
沈約『宋書』謝靈運傅について | 森野繁夫 |
長江の「潮」はどこまで遡るか―張循之「巫山高」を手がかりに― | 山田和大 |
「駁雑無実」新考 | 渡辺志津夫 |
明治の東京を描いた詩(一)―郁曼陀の「東京雑事詩」― | 小川恒男 |
劉孝綽詩譯注(7) | 佐伯雅宣・佐藤利行 |
第56号(2009年9月) | |
北周における?信 | 森野繁夫 |
韋応物の終焉の状況について | 山田和大 |
韓愈の古文創作に関する一考察―「上鄭尚書相公啓」「上留守鄭相公啓」にみられる修辞上の工夫― | 渡辺志津夫 |
王船山「倣昭代諸家體(三十八首)」所収の「顧秀才開雍(慟哭)」詩について | 鈴木敏雄 |
江戸時代における白話小説の読まれ方―鹿児島大学付属図書館玉里文庫蔵「金瓶梅」を中心として― | 川島優子 |
第57号(2010年3月) | |
六朝の行旅詩―旅立ちの詩について― | 佐伯雅宣 |
陸機「文賦」の文章について(上) | 福井佳夫 |
唐代小説に見られる「紙銭」 | 許飛 |
韋応物の吏隠意識の転換について―左司郎中期を中心に― | 山田和大 |
孟郊の〈苦吟〉の様相―「雪」の語を手がかりとして― | 中木愛 |
「三国志物語」の形成―三顧茅廬故事を中心として― | 角谷聰 |
六朝文人傳 陶潛傳(『宋書』巻九三) | 森野繁夫 |
第58号(2010年9月) | |
陸機「文賦」の文章について(下) | 福井佳夫 |
韓愈の古文―虚構と創作意識― | 渡辺志津夫 |
中国古小説訳注―『齊諧記』― | 先坊幸子・森野繁夫 |
第59号(2011年9月) | |
沈約『宋書』陶潛傳について | 森野繁夫 |
六朝期の詠妓詩から見た文人の妓女に対する観念の変化 | 彭?梅 |
唐代の動物寓話―中国寓話史における韓愈の再評価― | 渡辺志津夫 |
慈受和尚「擬寒山詩」二十首について | 鈴木敏雄 |
藤原行成はなぜ妻を「孟光」と称するのか―日本における孟光像の一考察― | 章剣 |
中国古小説訳注―『續齊諧記』― | 先坊幸子 |
第60号(2012年3月) | |
「泰山治鬼」の形成年代考―漢代の鎮墓文を中心に― | 許飛 |
鮑照「東門行」の心情表現―「思い」の具象化― | 小西美代 |
梁陳の「折楊柳」―「攀折」の「折楊柳」― | 佐藤大志 |
?信の詩―「清新」について― | 森野繁夫 |
第61号(2012年9月) | |
「注連」考―六朝小説と墓券を中心に― | 許飛 |
六朝の行旅詩―旅夜の変遷― | 佐伯雅宣 |
?信「擬詠壞」原詩考 | 鈴木敏雄 |
日本中世禅林における杜詩解釈「?府詠壊」―身は許す双峰寺、門は求む 七祖禅―について | 太田亨 |
第62号(2013年9月) | |
鮑照「白頭吟」の心情表現―「赤」「白」対を中心に― | 小西美代 |
韋応物の「窓」の表現について | 山田和大 |
天津水西荘における杭州詩人 | 市瀬信子 |
六朝楽府訳注(十三)―「有所思」(下之下)八首― | 小川恒男 |
第63・64合併号森野繁夫博士追悼特集(2014年9月) | |
楚辞集注の「忠君愛国」について | 藤原尚 |
都市の荒廃を描く文学―鮑照「蕪城賦」をめぐって― | 佐藤大志 |
王羲之と「游目」の娯しみ | 佐藤利行 |
謝霊運「山居賦」の自注について | 橘英範 |
劉考綽と陸イ垂―劉考綽「酬陸長史陸?」詩と陸?「「以詩代書別後寄贈」詩から― | 佐伯雅宣 |
六朝の文学用語に関する一考察―「縁情」を中心に― | 福井佳夫 |
六朝志怪における廟神の前身と誕生 | 先坊幸子 |
唐以前の詩における鳥の声を「き(聴・聞)」くことについて―漢から南斉まで― | 安部正和 |
「春眠」について | 富永一登 |
杜甫「返照開巫峡」について | 小川恒男 |
韋応物「冰賦」の諷諭性について | 山田和大 |
『順宗実録』陽城伝の成立過程 | 畑村学 |
異類の女たち―狐女を中心として― | 川島優子 |
唐代小説集『纂異記』考釈(二)「浮梁張令」―官吏の汚職さらに崋山神一族の堕落・浮気・横恋― | 大角哲也 |
唐代龍類小説に於ける龍王像の変容―「龍の信義」と創作性をめぐって― | 屋敷信晴 |
乳製品の「中国」への浸透と詩語「酪」の文学的属性の変遷 | 小田美和子 |
欧陽脩『洛陽牡丹記』について | 渡部雄之 |
巨人たちの潜む海―『オデュッセイア』から『夷堅志』『青邱野談』まで― | 高西成介 |
『四書纂疏』所引の朱子学文献について ―『朱子語録』を中心に― | 鶴成久章 |
陳白沙「和陶一十二首」に見られる擬古詩性について | 鈴木敏雄 |
『紅楼夢』後四十回における林黛玉の悪夢 | 船越達志 |
『南宋雑事詩』と杭州詩壇 | 市瀬信子 |
日本中世禅林における柳宗元詩受容の一側面 ―五山版の書き入れをめぐって― | 太田亨 |
?紅碑解読―尾道千光寺― | 頼多万 |
近世東アジアの<教諭>思想と日本社会―『小学』本と『六諭衍義』の流通― | 中村春作 |
竹添井井『左氏会箋』の序文にみえる「剽窃」―島田翰「左氏会箋提要十二編」の行方について― | 陳? |
成長する中国の自動車産業と大気汚染問題 | 森岡文泉 |
*森野繁夫先生のおもいで | |
森野繁夫先生の思い出―幾つかの事― | 狩野充德 |
森野先生を偲んで―出来るかじゃない やるんですよ― | 西原千代 |
自称一番弟子そして最後の弟子 | 新藤多万 |
第65号(2015年3月) | |
韋応物「冰賦」の諷諭性について | 山田和大 |
歌詞としての長恨歌―白居易歌詩の押韻について― | 陳? |
抄本から版本への移行過程における著述及び出版の特徴―『唐文粋』の編纂と流伝の過程の考察― | 査屏球(日本語訳 渡部雄之) |
日本中世禅林における杜詩受容―忠孝への関心(中期の場合)・詩文詠出の様相― | 太田亨 |
六朝楽府訳注(十七)―隴頭水」七首― | 小川恒男 |
第66号(2015年9月) | |
古文における「奇渋」―宋祁に対する評価を中心に― | 渡部雄之 |
擬作詩としての明の張楷「和唐詩」 | 鈴木敏雄 |
『蒙求和歌』における董永董仲舒父子説について―董永故事の変遷を中心に― | 章剣 |
中国人のように漢文が読めるか―「『訳文筌蹄』題言十則」の<読書><和訓><訳>― | 武内真弓 |
六朝楽府訳注(十八)―「釣竿」三首・「釣竿篇」三首・「隴頭水」五首― | 小川恒男 |
第67号(2016年3月) | |
西域の仏から東土の隠士へ―唐代維摩詰図題詩の変遷― | 査屏球(日本語訳 渡部雄之) |
なぜ石介は「怪奇」の罪人となったのか | 渡部雄之 |
周京と杭州詩壇 | 市瀬信子 |
六朝楽府訳注(十九)―「入関」一首・「出塞」四首― | 小川恒男 |
第68号(2016年9月) | |
元白詩中「盧子蒙」考 | 文艶蓉 |
擬作詩としての明の崔澂「和唐詩」(和『唐詩品彙』) | 鈴木敏雄 |
『管見抄白氏文集』の発見経緯とその奥書に関する考釈―宗尊親王と石清水八幡宮田中坊との関わり― | 陳? |
六朝楽府訳注(二十)―「出塞」三首― | 小川恒男 |
第69号(2017年3月) | |
蕭該事蹟及其『文選音』小考-『集注文選』成書前史研究- | 陳? |
唐代書籍研究史序説-唐人正集・小集・卷子概念考- | 任雅芳 |
『新編酔翁談録』の描写の特徴について | 孟夏 |
慶暦後期の梅堯臣詩について | 大井さき |
明清楽から見る江戸時代の『西廂記』故事の受容について | 燓可人 |
六朝楽府訳注(二十一)―「出塞」二首・「入寒」二首・「折楊柳」一首― | 小川恒男 |
第70号(2017年9月) | |
送別の贈りもの-魏晋南朝詩における送別の贈答- | 佐藤大志 |
理念の無い「怪奇」-太学体排斥の理由について- | 渡部雄之 |
梅堯臣の聯句について | 大井さき |
擬作詩としての清の彭孫貽「和摩詰?川荘詩」-「竹里館」、「鹿柴」を例として | 鈴木敏雄 |
『西廂記』と八股文について-「唐六如先生才子文」を中心に- | 樊可人 |
宋人所見『夷堅志』引用文-前四志を中心に- | 陳? |
六朝楽府訳注(二十二)―「折楊柳」七首― | 小川恒男 |
第71号(2018年3月) | |
「苦渋」な名文-北宋における樊宗師「絳守居園池記」の読まれ方- | 渡部雄之 |
杭州地方文献としての『西湖修禊詩』 | 市瀬信子 |
『西廂記』と酒令-『西廂記酒令』を中心に- | 樊可人 |
明代金瓶梅資料訳注稿(その一) | 川島優子 |
六朝楽府訳注(二十三)―「折楊柳」七首・「関山月」四首― | 小川恒男 |
第72号(2019年3月) | |
『新編酔翁談録』成立考-書名および編者に対する考察を中心として- | 孟夏 |
明の張梅村(守約)『擬寒山詩』について | 鈴木敏雄 |
俗文学の伝達者-遠山荷塘の事跡新考- | 樊可人 |
明代金瓶梅資料訳注稿(その二) | 川島優子 |
六朝楽府訳注(二十四)―「関山月」七首-― | 小川恒男 |
第73号(2020年3月) | |
六朝詩賦に見る「ふね」(上)-先秦から東晋まで- | 佐伯雅宣 |
謝霊運の「賞心」と「賞」 | 中木愛 |
梅堯臣のシラミ詠 | 大井さき |
『新編酔翁談録』の成書に関する一考察(二)-その編纂意図をめぐって- | 孟夏 |
謎語から見る『西廂記』故事の受容-明清時代を中心に- | 樊可人 |
明代金瓶梅資料訳注稿(その三 | 川島優子 |
六朝楽府訳注(二十五)―「洛陽道」十首― | 小川恒男 |
第74号(2021年3月) | |
王義之と道教 | 佐藤利行 |
詠雪唱和に見る慶暦以降の梅堯臣詩 | 大井さき |
凌濛初編『合評選詩』考(一)([附]『合評選詩』序文・凡例・付録翻字稿) | 川島優子 |
阮元の地域詩文献における詩会と詩人の記録 | 市瀬信子 |
六朝楽府訳注(二十六)―「洛陽道」八首― | 小川恒男 |
第75号(2022年3月) | |
中峰(明本)「擬寒山詩」一百首について | 鈴木敏雄 |
文人外交官程順則の「旅」の生涯 | 中村春作 |
六朝楽府訳注(二十七)―「長安道」十二首― | 小川恒男 |
第76号(2023年3月) | |
王績小論 | 猪井敏也 |
韋応物「秋夜寄丘二十二員外」詩再考 | 山田和大 |
古典詩に見られる「春花秋月」 | 王若冲 |
『唐詩選』における懐古詩・辺塞詩・送別詩・閨怨詩の収録状況 | 馬艶艶 |
慈愛和尚「擬寒山詩」 | 鈴木敏雄 |
六朝楽府訳注(二十八) | 小川恒男 |
『文選』と浮雲 | 佐藤大志 |
六朝詩における異民族の描かれ方 | 佐伯雅宣 |
謝霊運の「賞心」の受容と変容 | 中木愛 |
凌濛初編『合評選詩』考(二) | 川島優子 |
清代「集選詩」に見える『文選』の受容 | 市瀬信子 |
夏目漱石「古別離」と『文選』 | 屋敷信晴 |