● | 『文選』とは |
六朝梁の昭明太子によって編纂された『文選』は、唐から近代に至るまで
中国文学の規範の一つとされてきた。『文選』の文学観は、昭明太子が序に言う
「事出於沈思、義帰乎翰藻」(事は沈思に出で、義は翰藻に帰す)に集約されて
いるが、唐以後の文学に対して、『文選』の及ぼした影響として看過できないのは、
その作品内容に関わる「沈思」よりも、むしろ言語表現の美をいう「翰藻」の方で
あろう。文学言語の創作という面で『文選』の与えた影響はきわめて大きいと
思われるのである。 |
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● | 『文選』のテキスト |
(準備中)
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● | 『文選』関係著作目録 |
斯波・小尾両博士の『文選』関係論文・著作をはじめ、『文選』
及び『文選』所収の詩文に関するもの論文・著作を採録していく予定です。
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